持続化給付金について警察から連絡—弁護士に相談すべきです!

持続化給付金について警察から連絡—弁護士に相談すべきです!

この記事は弁護士諸橋仁智が執筆しています。
持続化給付金のことについて警察から取調べに呼ばれた場合のことについてのコラムです。

目次

1 強制ではなく任意

2 持続化給付金の不正受給

3 拒否することもできます

4 黙秘

5 持続化給付金の呼び出しを弁護士に相談するメリット

1 強制ではなく任意

取調べを受ける場合、逮捕されていなければその取調べは任意です。
しかし、「任意」といっても、、、

・強い口調での質問
・なかなか帰らせてくれない
・携帯で電話させてくれない
普段と同じように自由に振る舞うことは難しいでしょう

2 持続化給付金の不正受給

持続化給付金の不正受給には3つの関与形態があります
①指南役 不正受給のスキーム(偽造書類の作成を含む)を申請者に指南する
②紹介役 指南役に申請者を紹介して手数料をもらう
③申請者 自分の名前で不正な申請をする

①と②は、任意で呼び出されずに逮捕されることが多いようです。
③は任意の事情聴取が多いようです。
警察から取り調べの連絡がきた方は③の立場での関与を疑われているのではないでしょうか。

大麻事件で呼び出された方はこちら

3 拒否することもできます

警察からの呼び出しに対して、出頭を拒否することはできます。任意ですから当然です。
ただし、任意の呼び出しを拒否したために逮捕されてしまった方もいます。逮捕されるのを避けるために呼び出しに応じた方が良い場合もあります。
任意の呼び出しに応じるか否か、弁護士に相談することをお勧めします。

4 黙秘

呼び出しに応じた上で、取調べに黙秘するという対応もあります。
言いたくないことを言わないのは権利です。
「黙秘」とは、供述を拒否することです。
ただし、③申請役の場合は、黙秘せずに素直に供述した方がよい場合もあります。
呼び出しに応じるにしても、黙秘するのか否かを弁護士に相談した方がよいでしょう。

5 持続化給付金の呼び出しを弁護士に相談するメリット

取調べに弁護士の立会いが認められることはなかなかありません。
しかし、弁護士に相談することで
・捜査機関の質問にどのように答えるか(黙秘するか)一緒に検討する・
・専門家の視点から今後の見通しを教えてもらえる
・不安な気持ちが軽減する←これが大きいです!
というメリットがあります。
また、弁護士が捜査機関と交渉をすることで
・出頭の日程調整を有利(先のばし、土日、近い警察署)にできる
・終わりの時間を約束させる
・携帯電話を取り上げさせない
などのメリットも期待できます。

当事務所には刑事事件に専門性を持った弁護士が多数在籍しています。
持続化給付金に関する事件を扱った経験も十分あります。
持続化給付金について警察から呼び出しがあった場合、まずは当事務所に相談することを強くお勧めします。